こんにちは。ペットロス療法士のエミです。
まだまだ寒い日が続きますが、春はもう目の前!卒業式や入学式などでお花をいただく機会も増えますね。
今回は、ペットにとって危険なお花と安全なお花10選をお届けします。
人間にとっては癒されるお花も、ペットにとっては命の危険にさらされてしまう可能性があるものもあります。大切なペットの命を守るためにも、覚えておきましょう。
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ペットに危険なお花
チューリップ
- 春のお花の代表格と言っても過言ではないでしょう。
すっと伸びた花茎に可愛いお花をつけるチューリップは、春のお花屋さんやご自宅のお庭にたくさん咲いているのではないでしょうか。
実は、チューリップはユリ科の仲間で、特に球根部分に注意が必要です。
球根部分には心毒性の有害物質「ツリピン」が集中しています。大量に食べると胃腸の炎症、唾液過多、痙攣、心臓の異常などを起こす恐れがあります。
また、チューリップの球根には「ツリパリン」と言うアレルギー性物質が含まれており、人によっては皮膚炎などを起こす可能性がありますので、特に球根部分の取り扱いには注意しましょう。
ラナンキュラス
幾重にも重なった花びらがとても美しいラナンキュラス春にたくさん咲いてくれて、最近はとても人気のお花のひとつです。
じつはこのラナンキュラスにも注意が必要です。
キンポウゲ科に属するラナンキュラスは、葉や茎、根すべてにおいて注意が必要です。すべての部分に刺激性の油性配糖体「プロトアネモニン」が含まれています。
口に含むと痛みや炎症を起こし、嘔吐、下痢、胃腸も引き起こす可能性があります。
カーネーション
母の日に送るお花として有名なカーネーション。じつはこのお花にも注意が必要です。
成分は不明ですが、軽度の消火器症状や皮膚炎を起こす可能性があります。もしお手元にある場合は、できるだけペットからは離しておきましょう。
スイトピー
淡い色合いが可憐で素敵なお花ですね。昔のヒット曲のタイトルにもなったように、春にとても人気のあるお花です。
スイトピーはマメ科に属するお花です。マメ科全般に言えることですが、とても注意が必要なお花です。特に果実と種の部分には要注意。「アミノプロピオニトリル」という物質が含まれています。元気消失や衰弱、震え、痙攣などを引き起こす可能性があります。
ゼラニウム
一時期とても流行ったお花です。どのご家庭のお庭にもひとつはあるお花かもしれません。
このゼラニウムにも注意が必要なことはあまり知られていないかもしれません。
ゼラニウムには独特の香りがあり、人間にとっては癒される香りが含まれるため、アロマオイルや香水などで使われていることが多いですが、ペットにとってゼラニウムは、嘔吐や食欲不振、抑うつ、皮膚炎を起こす可能性があります。
ほかにも似ているお花のペラルゴニウムにも注意が必要です。
その他
お花に限らず、ペットはいつ何を誤飲してしまうかわかりません。日頃からペットの様子をしっかりとみてあげて、少しでも様子がおかしい場合は獣医師に相談をしましょう。
誤飲をした際によくみられる行動は以下になります。
症状が出た際には落ち着いて観察し、速やかに行動を起こしましょう。
- 吐く
- 吐こうとしているのに吐けないように見える
- 食欲がない
- 口を気にして、開けたり閉じたりしている
- よだれが出ている
- 元気がない、うずくまっている
- 体が震えている
ペットに安全なお花
バラ
ガーベラ
ひまわり
ラン
ストック
花束でもらう機会が多いお花をピックアップしてみました。特に、バラやガーベラは人気も高く、好きな人も多いと思います。
これらのお花はペットのそばにおいても安全なお花と言われています。ペットを飼っているお友達に送る際の参考にもしていただけたら嬉しいです。
ペットに安全なお花の花言葉
参考までにペットに安全なお花の花言葉も記しておきます。
- バラ・・・「美」「愛情」 お花の女王と呼ばれているバラにはぴったりの花言葉ですね。色や本数によっても意味があるそうなので、お送りする相手に合わせるのも楽しいですね。
- ガーベラ・・・「希望」「常に前進」「辛抱強さ」 元気いっぱいのビタミンカラーが多いガーベラにぴったりの花言葉ですね。少し気分が落ち込んでいるときに、お部屋に飾ってみるのも良いかもしれません。
- ひまわり・・・「あなたを見つめる」「光輝」 お花に詳しくない人でもきっと知っているお花のひとつですね。太陽に向かって力強く咲いている姿に、とても元気をもらえます。
- ラン・・・「美しい淑女」「優雅」 お祝い事にいただく機会が多いお花だと思います。育てるには難しそうなイメージが強いですが、花期も長く、乾燥にも強くて、大切に育てれば毎年お花を咲かせてくれます。
- ストック・・・「愛の絆」「私を信じて」 ガーデニングをやられていらっしゃる方なら、冬の花壇にひとつは入れたいお花ですね。お花の少ない時期に、すっと伸びたお花を咲かせてくれて、彩豊かに花壇を飾ってくれます。良い香りがするのも嬉しいですね。
以上、ペットに危険なお花と安全なお花のご紹介でした。
安全なお花でも、食べて良いわけではありません。あくまで同じお部屋にいても大丈夫というものになりますので、もし安全なお花でも誤飲してしまった場合には、念のため獣医師に相談することをおすすめします。
ペットとお花はともに、とても癒される存在です。安全にペットと植物との素敵ライフが過ごせますように。
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