【アニマルペットロス療法士の連載コラム3】ペットロスにならないための悔いのないお見送りのしかた~あなたにしかできない大切な最期のお返し~

ペットロス

こんにちは。ペットロス療法士として活動しておりますエミです。

今回は、ペットロスにならないための悔いのないお見送りのしかたについてお話ししたいと思います。

大切なペットとのお別れ、いつか訪れるとはわかっていても、いざお別れに直面したときの悲しみ、辛さ、絶望感は幾ばくかと思います。現実に起こっていることを認められない、認めたくない、と思ってしまいます。とても、悲しいという言葉では言い表せない状況かと思いますが、大切なペットにできる最期の恩返しと思って、ひとつずつ進めていきましょう。

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埋葬方法が決まるまで

亡くなってしまっても、まだペットの魂はあなたの近くにいます。ご遺体の近くにドライアイスを置くなどして、できるだけ綺麗なままでペットが過ごせるようにしてあげましょう。

お花を飾ってあげたり、好きだったおやつや思い出の品、お手紙などを一緒に置いてあげましょう。たくさん話かけてあげることも大切です。

生前、可愛がってくれていた方などをお呼びして、みんなでペットとの思い出を語ることも良いと思います。私自身も愛犬を見送る際、親しかった友人などが自宅に駆けつけてくれ、たくさんのお花やお菓子、お手紙に囲まれながら、愛犬の思い出話をしました。

話をすることで、忘れていたこともたくさん蘇ってきます。ペットが過ごしてきた大切な一生をこれからも忘れないために、たくさんお話しましょう。

埋葬の方法を考える

埋葬の方法はいくつかあります。飼い主様の考え方によって埋葬方法は変わってくるので、ご自身の考えに沿った方法にしましょう。

ご自宅に広いお庭があり、そこに土葬をされる場合には必要ありませんが、火葬をされる場合にはペット専門の火葬業者に依頼するのが良いと思います。

いまでは様々なスタイルの火葬方法があります。火葬場を備えている葬儀社や、専門の車を手配してご自宅の近くで火葬を行ってくれるところもあります。 悲しくて何も手につかないかもしれませんが、これはあなたができる最後の恩返しになりますので、心を強く持ちしっかりと考えて、手配を進めましょう。

お空へ旅立つ日

ペットとはずっと心で繋がっていますが、現世の姿で会えるのはこの日で最後になります。撫でてあげたり、話しかけたり、最後までそばにいてあげてください。ペットにとっても旅立ちは初めての経験です。きっと心細いはず。そんなとき、あなたがそばで声をかけてくれたら、きっと勇気をもって旅立ってくれるはず。

そうは言っても実際に私の愛犬が納棺されるとき、私は涙が止まらず過呼吸にもなってしまい、アドバイスのようにはできませんでした。

忘れもしない、とても寒い曇天の日でした。火葬されるまで待合室で待機していた時、友人がずっと声をかけてくれていたのが本当に有難かったです。火葬が終わり、お骨を拾っているときの悲しみは言葉では言い表せません。あんなに可愛くて表情豊かで、私にたくさんの愛をくれた大切な愛犬が、とうとうお空へ逝ってしまった。もう二度と、あの柔らかくて暖かい体に触れることはできないんだと思うと、心が張り裂けそうでした。

でも、年月が経って、今言えることは、あの時どんなに辛く悲しくても、しっかりとお見送りをできて良かったと言うことです。 いつか思い出して悔いが残らないように、しっかりとお見送りをしてあげることがとても大切だと思います。

位牌やメモリアルグッズについて

位牌やメモリアルグッズについても、いろいろな考え方があるので、一概にオススメはできませんが、私個人の意見をお話しようと思います。

私は小さな位牌と仏具を用意しました。特に位牌はこだわって作ってもらいました。愛犬は女の子だったので、桜の木を使用した可愛らしい位牌です。愛犬が亡くなって何年も経っていますが、いまだに毎日お線香をあげて手を合わせています。

位牌と向き合うことで、日々の自分の気持ちを整理することができますし、何より白檀の香りのお線香を朝と夜に嗅ぐことで、リラックス効果もあるのではないかと思っています。

納骨をするべきか

納骨に関しても様々な考え方がありますね。納骨をしなければ成仏できないではないか?とご心配される方もいらっしゃると思います。私個人の考え方としては、そんなことはないと思っています。

あなたの心が癒され、お骨を納骨できるとお思いになれれば、その時に納骨してあげたら良いと思っています。納骨するメリットとしては、やはりきちんとお経をあげてもらえ、管理してもらえること。同じようなペットちゃんがたくさんいるので、寂しくないというところでしょうか。

お手元でご供養するメリットとしては、ずっと一緒にいられることかなと思います。 ちなみに私は、まだ納骨はしていません。私もいつか、自分の気持ちが昇華し穏やかな気持ちに変わったときに、納骨をしようと思っています。

まとめ

どんなにしっかりとペットをお見送りしても、ペットロスに陥ってしまう方もいらっしゃると思います。

大切にしていたからこそ、ペットロスにも陥ってしまうのだと思います。一概にペットロスが悪いとは思っていません。大切なのは、ペットロスから立ち直っていくことです。

私は、悔いのないお別れをすることで、それ以降の気持ちの在り方が変わってくると思っています。悲しみに囚われず、ペットにできる最後の恩返しと思い、しっかりとお別れをしてあげてほしいです。

きっとペットも、虹の橋からあなたを見守ってくれていると思います。

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