保護犬、保護動物に関しての理解を深めていくうえで、自分にもできる支援は無いだろうか?何か支援できないだろうか?と思ったことはありませんか?
前回は里親に関して記事を書きましたが、今回はそれ以外にもどんな支援ができるのか調査してみました。
保護犬への支援活動
保護犬含め、保護動物に対する支援活動は沢山あります。
いくつかの支援方法を紹介致しますので、自身のできる範囲で支援をお願いします。
ボランティアをする
動物保護施設・団体は常にボランティアを募集しています。
自宅でできるボランティア活動などもあり、幅広く募集しています。
具体的な活動をまとめましたので、是非一度ご検討下さい。
動物保護施設でのボランティア
保護施設の業務をお手伝いするボランティアになります。
散歩や爪切り、食事の補給や通院など、誰でもできる業務から力仕事まで様々です。
施設によってボランティア時間や内容に差がありますので、希望の施設をご確認下さい。
保護動物の預かりボランティア
保護施設や保護団体が保護した動物を、自宅で一時的に預かり飼育・世話をすることです。
飼育に必要な物資は支給されるケースもありますが、実費で用意して頂くケースもあります。
預かる期間は施設によって様々ですが、一般的には 新しい家族が決まるまでの間 となります。
場合によっては1ヵ月や3ヵ月といった、明確な期間が決まっている事もあります。
子犬を預かるミルクボランティア
生後間もない子犬は昼夜問わず、数時間ごとの哺乳や排泄ケアが必要になります。
そういった子犬の飼育をお願いするボランティアになります。
施設の人間だけですと、どうしても手が回らず、ボランティアに頼る部分も大きいです。
小さな命を守るうえで、とても大切な役割の一つです。
保護犬の運搬ボランティア
保護施設から預かりボランティア宅まで搬送したり、譲渡先への搬送、保護施設への搬送など、運搬に関わるボランティアになります。
こちらは成人しており、車の免許と車を持っている必要があります。
保護したばかりの動物を載せる可能性がありますので、汚れや、車のシートが傷つく可能性があることを留意ください。
里親になるボランティア
保護施設では、常に里親を募集しています。
里親になることで、直接的に命を守ることができます。
里親になる為に必要な事など、詳しくまとめましたので以下記事をご確認下さい。
保護犬の里親になる為に必要な条件は?
ボランティアの内容によって、資格や経験が求められることもありますが、基本的にはどなたでもボランティア活動に参加する事が出来ます。
実際の条件をしっかり確認して、自分でもできる事から始めてみませんか?
東京での動物愛護系ボランティア募集 はこちらからご確認下さい。
寄付をする
動物保護施設は常に寄付を募っています。
施設の運営、活動、維持、全ては寄付や募金から成り立っています。
実際どのように使うか公開していますので、理解することで納得できると思います。
施設の運営や管理費用
施設運営・管理・維持には多くの費用が掛かります。
飼育費(食事代、消耗品 など)
医療費(治療費、ワクチン接種 など)
保護施設の維持管理(運営費、人件費 など)
保護動物により良い環境で過ごしてもらう為には、どうしても必要な経費が沢山あります。
譲渡先を募る為の費用
面会・譲渡会の開催、里親募集活動にも費用が掛かります。
面会・譲渡会を開催することで、保護動物を知ってもらう事が出来ます。
実際に見て触れ合う事で、家族に迎え入れたいと思ってくれる里親が見つかる可能性があります。
不妊去勢手術の費用
不妊去勢手術の費用も支援費から出されます。
不妊去勢手術はこれ以上同じ境遇の動物を増やさない為に必要な処置です。
病院によって手術費が変わりますが、犬であればおおよそ2~5万前後になります。
また、不妊去勢手術以外にも、検査費・治療費・入院費など含め医療費には寄付が求められます。
啓発活動を行うための資金
啓発活動には様々な意味があります。
具体的な活動は、セミナーや講演会、各イベントの開催やSNSの発信です。
保護動物への理解をしてもらう為の、大切な活動です。
職業犬への育成費用
一部ではありますが、保護した犬の適正によっては、働く犬に訓練することができます。
働く犬の種類は様々ですが、実際に働く犬として活躍した例をいくつか紹介します。
警察犬
麻薬探知犬や跡追及犬などです。
犬の高い能力を活かした、専門性の高い仕事です。
聴導犬
聴導犬は聴覚をサポートします。
複数の音を聞き分けることができる為、警報音が鳴れば避難を促すなど、緊急事態には命を守る働きをすることができます。
災害救助犬
山岳救助犬や、水難救助犬などです。
地震などの災害時に、倒壊した家屋や土砂等に生き埋めになった要救護者を発見・救助するために訓練された職業犬です。
保護犬でも、適正があれば様々な職業犬として活躍できます。
例えば、里親募集に力を入れている施設は、支援費をそういった部分に多く使う事もあります。
施設によって様々ですので、ご自身の考えと合う施設にご支援いただくのが良いかと思います。
支援に関しては信用できる愛護団体に寄付をしましょう。
国との連携がされている団体 はこちらです。
公式オンラインショップで購入する
保護団体によっては物販の販売をしているところがあり、その売り上げを活動資金にしています。
バック、カレンダー、マグカップ、Tシャツなど様々なチャリティーグッズがあります。
団体によって様々な物を販売しているので、自分の好みの物を手に入れつつ、支援活動に参加できます。
様々なチャリティーグッズを出しているショップはこちらです
東京都動物愛護相談センターの譲渡対象団体【Dog Shelter】のOnline Shop
SNSで拡散する
誰でもすぐにできる大きな支援活動の一つです。
保護犬、保護動物に対する理解や認知はまだまだ足りていません。
多くの保護動物が殺処分されている現状や、保護動物になる要因含め、多くの人に知ってもらう事で動物達の手助けになります。
動物保護団体は自身のSNSを所持していることが多いです。
また、個人で里親を募集している投稿などの拡散も影響を与えます。
多くの人に知ってもらう事で、関心を持ってもらうきっかけになります。
まとめ
保護犬、保護動物含めその現状を知って、理解して頂ける事がなによりです。
小さな命を守る取り組みは沢山あります。
ここに記載していない支援方法もたくさんあると思いますので、無理のない範囲で、自分のできそうだと思う取り組みから実施してみてください。